2016年05月24日

機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096「ラプラス、始まりの地」第8話感想!

今日はいつもと同じく少し遅れ気味のガンダムUC感想です、散りばめられた死亡フラグが多すぎて怖いです。ガンダムの良いところは敵も味方も絶対悪とか絶対善がなく、視聴者がどんなにいい人だと感じたキャラでも容赦なく死んでいくところですが…そこが戦争の無慈悲さを震撼させていて深いですよね。今回もネタバレしてますので気にならない方はどうぞ!

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今回の最初のあらすじ解説も長いです、ラプラスで最初に統合政府首相がテロで殺されたところからまたしても3分40秒近く。3話くらいごとにこれをしないと途中合流から見た人、特に子供が見ても意味不明だからなのかな。時間帯としては子供向けアニメ・特撮の時間ですもんね。

今回は戦闘はなく、ストーリー中に出てくる人の立場やそれに沿った考え方、誰かが別の誰かに向ける気持ち、思いやり。そんなものをそれぞれ確認するような回に当たりました。最初から見ていれば判るとおりバナージには恐らく幼少時のみの朧げな父との想い出以外、父親というものの記憶がなかった。だから父とはどういうものなのか、息子にどういう思い入れで対話をするものなのか、カーディアス・ビストの最期の強烈な死に様以外に父から教わった何かというものは今まで無かった筈です。(学費は秘密裏に貰ってるくらいはあったと思いますけど…)また、アナハイムのアルベルトはバナージの父の敵である筈ですが、誰もその事を知る事はなく本人も言う事は無いでしょうし、そもそもバナージはカーディアスの子であった事実を公表してませんし確実に知っているとするなら精神感応して過去を洗いざらい知られた相手はマリーダくらいでしょう…むしろネェル・アーガマでシナンジュと相対しようとするバナージの出撃の手助けをアルベルトがしている辺り、奇妙な縁を感じてしまいますね。

本物の父には既に会えない立場ながら、連邦のネェル・アーガマに乗る人々は父親のような言葉でバナージに相対する人が増えた。言葉は厳しいけれどその中には優しさが見え隠れする。だからこそ視聴者の思い入れが深くなると同時に「この人死ぬのかな。死なないでほしいな…」と思わされつつ、死亡フラグだなぁとも思っちゃいます。バナージがマリーダと交感し、今までの人生を全て感じて今この場で死なないで欲しいと願ったからこそ捕虜として収容されたマリーダですが、そこからの運命を考えると…最善の選択だったかどうかは難しいものです…。


クシャトリヤの由来はシャアの反乱の際にアナハイムから提供された試作品を流用した、古いMSである。サイコフレームの製造設備は月のグラナダにしかない。サイコフレームや強化人間に関する研究施設は見捨てられた技術としてそこにしか無いのだ。
第1次ネオ・ジオン戦争末期にクローンのニュータイプ部隊が実戦投入された。全滅したと思われていたがマリーダはその悲しい生き残り…プル・トゥエルブという12番目のエルピー・プルのクローン。全身に裂傷の跡があり手術を受けていて女性としての機能も既に無い。そんな今までの生き方を先日の戦闘でクシャトリヤとマリーダの止めを刺そうとした瞬間にバナージが感じ取り、生かしたのだ。

ミヒロとハサン医師が医務室で口論している。連邦の人間やコロニーの人間をたくさん殺した「4枚羽」のパイロットで強化人間であるマリーダを捕虜であっても許す事は出来ず、拘束衣を着せるべきだと主張していた。連邦側の人間なら感情的になるのも無理はないんですが、パラオでマリーダが一家のように過ごしてたネオ・ジオン残党のギルボア家の雰囲気を見、戦闘中にマリーダの生き様を交感したバナージは必死にミヒロがマリーダに向ける悪意と疑惑を否定。
バナージは軍人ではないし、どちらの陣営にも属さないから、見て感じてきたものをそのままに守りたい物を守る、という立場ですね。でもミヒロがジオンのパイロットをテロリストとして忌避したとしても、バナージも自分が(戦闘中の流れで仕方なくそうなったにしても)殺人者であると自覚はある訳で…マリーダを非難する言葉はそのまま、バナージの心にも同じダメージを与えている気がします。何かを守るには何かを壊し殺さなくてはいけない。
ミヒロの心にはリディが帰ってこなかった(=戦死だと思われている)事も影を落としている。その事についてはバナージは口を開く訳にはいかない。強化人間とニュータイプ、人類の進化についてハサン先生とバナージのやり取りが続く。マリーダが目覚め、パイロットが操縦しているとは言えない、ニュータイプを殺し尽くしたいとプログラムされたガンダムのNT-Dの意志について話す。マリーダはマスターの為に戦うと言い、バナージはそれを呪いとみなす。機械は偽物でも本物でも見破れない…強化人間でもニュータイプでも。だからガンダムはどちらも殺し尽くすだろう。でも操縦者であるバナージの強い意志の力が、マリーダとの交戦を最後には止めた。マシンであるガンダムを屈服させたのだ。だが強化人間であるマリーダにはそれが出来ない。マシンと同化出来てしまう、という。バナージのその意志の力を、ユニコーンに眠るもう1つのシステムを呼び覚ます力に出来るかもしれない…。マリーダは苦しみだし、バナージは自分に出来る事が無くなった医務室から去る。
一方リディはミネバと地球に降り自分の血筋ゆえの特権を活かして父親に連絡を入れる。
その頃フロンタルはラプラスの箱が明示した場所へネェル・アーガマが向かう事を察知し、ジンネマン達もそこへ向かう。ギルボアはマリーダを連れ戻すために。死亡フラグだなぁこれ…。
またアルベルトもネェル・アーガマに親しみを抱きつつあり、マーサ・ビスト・カーバインとの連絡時にネェル・アーガマを気遣う発言が。なんか不思議な感じがしますね。しかしそれとは別に、北米のオーガスタにマリーダを連行する任務がアルベルトに与えられ、あくまでも箱の秘密をビスト財団代行たる自分の傍に置きたいマーサはマリーダをアルベルトに託して手駒にしようとしていた。軍需産業だけが戦争によって宿り木のように成長していく縮図ですね…。
場面は変わって「嫌です」と言い出すバナージの声がアルベルトの心の声にも聞こえなくはないです。こちらではダグザがラプラスの箱が明示したポイントにユニコーンを持ち出してほしいと頼んでいるところ。これを実行すればプログラムの封印が解ける可能性が高いという。最後までラプラスの箱開けに付き合うのか、ユニコーンを駆って人殺しをするのか、それが強大な兵器…ユニコーンを持って戦闘状況に3度介入した責任を取るという事なのか。バナージにはやりきれない。ダグザは厳しい事を言うが、息子が居たらこのように接していたのか、と彼自身は考えている。直情的で素直に自分の感じた若い正論をぶつけてくるバナージをなんだかんだいってダグザは好感を持って父親のように見つめている雰囲気が伝わってきますね。歯車故の話しか出来ないのが歯痒いみたいな。
アルベルトはマリーダを連れてネェル・アーガマを離れた。あれほど箱に拘っていたのに、ルナツーには強化人間向けの施設がないからと早々にアーガマを離れたのだ。
RX-0ユニコーンはアーガマを発艦し、首相官邸ラプラスの残骸史跡後を目指していた。バナージがダグザの要求を聞いたのは、オットー艦長がダグザが人質救出作戦としてパラオへ単艦ネェル・アーガマが作戦で赴いた事を話したからだ。ダグザはバナージに借りがあるので救出すべきと話し、その借りを今救出された側のバナージが返そうとしている…。
他方、ギルボアもマリーダを奪還するべく座標に向かう準備をしている。「ティクバ達も待ってるんだからな」ジンネマンのこの一言が死亡フラグにしか聞こえない。

次週「リトリビューション」に続きます。


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この記事へのコメント
みずほ様、こんにちは^^

特にUCはどれもこれもが死亡フラグにしか見えませんよね
。一寸先が闇状態なので、視聴者も常に身構えておく必要がありますが、この緊張感こそガンダムを見ているんだという手応えっぽくて、個人的は心地良さも感じます。

実は8話は寝過ごした上に録画にも失敗してしまったので、次は絶対に見逃さないよう心して臨みたいと思います。
Posted by まりお at 2016年05月24日 18:01
まりお様
判ります!これこそがガンダムの良さなんですよね。一寸先で誰が死ぬか分からない。種の時は助命嘆願が凄かったので人気のあるお気に入りキャラが死ぬ気がしなかったんですけど、1stとかほんとに「この人いい人だ…!」と思わせられる度皆死んでた気がします。マ〇〇ダさんとかス〇。ガー中尉とか。
あ、もしまりおさんが良ければなんですが、銀河英雄伝説という小説&アニメも古いけどお勧めしときます!(でもあんまり気にしないでください!)
自分もこないだHDの容量が無くて一回録画失敗しましたorzあれは結構切ないですねぇ…UCは休日の早朝過ぎますし!
Posted by みずほ at 2016年05月24日 22:06
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