ある朝社の下宿で敦が目覚めると美味しそうな味噌汁の匂い。鏡花が朝ごはんを作っていたのだった。太宰が敦と鏡花の同棲を勧めて適当に丸めこんで成功。ついでに自分の始末書を書かせるのも成功?!敦に懸賞金を賭けたのが誰であるのか、という話になって太宰が探ってきた話だとギルドと呼ばれる北米異能者集団らしい。国の中枢にありながら幾多の謀を企む秘密結社。都市伝説に近い存在らしい。探偵社の窓外にヘリの音。社長の福沢宛に直々ギルドの団長が乗り込んできた。目的は異能開業許可証。金銭的には探偵社付近の土地を街ごと買えると言いながらも探偵社の社員にも社屋にも何も興味はなく、内務省異能特務課が発行した異能開業許可証が要る。特務課は買収不可能なので日本で探しものをするなら許可証を買おうと考えたのだ。福沢は夏目の尽力や特務課の期待の詰まった社の魂であると言ってギルドを追い返す。見送りに出た賢治はだが帰ってこなかった。
ポートマフィアのフロント企業が入っていた7階建ての建物が一晩で消えた。太宰と国木田は福沢と社長会議、敦と谷崎はナオミ連れで調査に。相手の能力が不明なのでまずは戦わずに逃げろと言われるも、交差点を渡ってる時に会話の途中からナオミが消える。谷崎が怪しい女性を見つけて追いかけると…それはルーシー.M.モンゴメリであり、唐突に敦もろともルーシーの創った異空間に閉じ込められたのだ。部屋の片隅のドアの向こうに、ガラス窓から賢治とナオミが捕まっているのが見える。カギ無しではそのドアは開けられず、カギ無しで開くのは今まで居た外の空間へのドアのみ。ただしそこへ出たら中に居た時の記憶も全て失うと言う。つまり仲間が捕まった事も忘れてしまうとルーシーは言うのだ。
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能力名は「深淵の赤毛のアン」巨大な人形がルーシーの背後に浮かび上がり、交差点で捕まった人々は皆外への扉から逃げ出てしまう。残ったのは敦、谷崎、そしてポートマフィアの首領・森鴎外!(勿論名乗らない)連れの女の子エリスを探していたようだ。ルーシーとの勝負はアンとの追いかけっこ。カギで仲間が監禁されているドアを開けられたら敦達の勝ち、アンが誰かを捕まえたら探偵社の負け。開始早々で谷崎はアンに捕まってしまった。ドアの向こうに吸い込まれるように消えていく谷崎。続けてアンが敦に襲いかかる。狭い箱のようなルーシーの空間を足のみ虎化した敦が逃げ回る。敦の華麗な逃げっぷり(?)を見て、同じ孤児でも敦は自分よりちやほやされているに違いないと決めつけるルーシー。敦が浚われたとき探偵社が必死で探したと聞いて嫉妬するルーシー。自分の異能を失敗したらすぐギルドに捨てられる程度のものだと思い込んで敦に嫉妬をぶつけてくる。カギでドアを開けようとしたらカギは変形して敦の意のままにならない。勝ち目はなくなった…!絶望して外界へのドアへ走る敦を叱咤して引き戻す鴎外。絶対に反撃するのだと敦を促す。だが敦はアンに捕まり人質部屋へ…そして尚も鴎外を脅してくるルーシーだったが、逆に殺意に打たれアンともども動けなくなる。「君は既に負けている」と鴎外。
実はドアが開いた時谷崎がドアを細雪で偽装していた。ルーシーの気持ちを一番理解できる敦は、彼女の作戦が失敗して欲しくないと願いつつ、ドア向こうに自分と一緒に道連れにルーシーを引き込もうとしていた。自分の首に引っ掛かっていた長いリボンを彼女の腰に巻きつけていたのだ。カギが無ければ、ルーシー自体がドアのこちら側に来てしまえばドアを開けれなくなる。自分の創った異空間に死んでからも囚われ続けたくなければ異能を解除して仲間を解放しろ!
次に気づいた時敦達は全員交差点の真ん中だった。鴎外はエリスを見つけ、鏡花も敦を見つけ。敦は鴎外に礼を言い、鴎外は敦にどんな困難な時にも最適解を見つけよと言い、去っていく。鏡花に恐怖だけを残して。
森鴎外の異能は出てこないのでまだ謎です。小さな頃から疎まれて育ったルーシーと敦は境遇がとても似てるのに、敦の方が少し卑屈だけどひねくれてない感じしますね。主人公補正!ちょっとポートマフィアと探偵社だけでもキャラが多すぎるので更にギルドが出てきてキャラ紹介と異能紹介だけでかなり時間を食っちゃってる感じは否めないですね。やっぱりそれなりに何かちゃんとした事件が起こってそれを異能で解決する、ストーリーがあると良いんですけど…。今は異能紹介>お話、になっちゃってますね…。10月にまた二期と言う事で少しの間、さよならです!
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