「さよなら坂本君」
今日は3年生の卒業式。1-2のメンバーはめっちゃ寝てますが…在校生代表からの送辞はなんと坂本が。何故か青と黄色のボールを持って壇上に上がる坂本。一人レシーブをして体育館の天井の梁に引っ掛かったバレーボールを当てて落とす。3年間の高校生活に一抹の心残りも無くなるようにとの坂本からの配慮だったらしい。「記念品として贈呈します」謎のツカミで喝采を浴び送辞へ。坂本が言葉を選び送辞を述べているとあっちゃんが金属バットを持って体育館に入ってきた…!角田相手にも本気で振り回し、壇上に上がっていくあっちゃん。壇上へ上がるあっちゃんを邪魔させまいと深瀬が邪魔している!「坂本…消えてくれ…」あっちゃんを止められる人間はもう誰も居ないのか?!8823先輩達が駆け付けたが、坂本は何故かそっちへは手出し無用とサインを送っている・・・?そして送辞の続きを話し出す。「…誠に僭越ながら多くの人生の困難を乗り越える術をご紹介させて頂きます。」シカトこいてんじゃねーよ!とバットで殴りかかるあっちゃんの攻撃を華麗に避ける坂本。「…人生の選択に迫られ、右往左往する事でしょう。そんな時にはシンプルな頭で猪突猛進してみるのも手かと思います。」日の丸を闘牛のアレに見立ててあっちゃんをやり過ごす坂本?!あっちゃんの存在を演出に変えてしまう。だが久保田は知っていた。これアドリブだ…この状況でもちゃんと送辞にしてしまうつもりなんだ!…壇上ではまだあっちゃんが坂本を追いかけている。「…時には人生の目標を見失うこともあるでしょう…」あっちゃんがバットを振り下ろすたびに華麗に消える坂本。ピアノを引き出すとまたあっちゃんのバットが鍵盤に激突するが「そんな時は道楽に興じてみては如何でしょうか。すると新たな、あるいは嘗ての目標が、日に日に強く、フィルテシモで浮き彫りになるのです」見事に最後の不協和音がバットで再現?!更に体育館の上の応援スペースに梯子で坂本が上がると追いかけてあっちゃんも上がってくる。細い手すりの上を坂本が歩いているところをあっちゃんが「追い詰めたぞ!」とバットを振るうも当たらず。だが振り回し過ぎてバランスを崩したあっちゃんが落ちた!坂本が片手であっちゃんの手を掴むもあっちゃんはバットで坂本の手を殴る続ける。流石に藤田恵が止めようと席を立つが久保田が坂本を信じてと止める。「なんでだよ!俺のことなんてどうでもいいくせに、どうせ見下してんだろ!」何度バットで坂本の手を殴っても離さない坂本。「そういう全てを曝け出せるところも魅力的だと思いますよ。もし自分が信じられない、そんな時は信じてください。友達を…」手を離したと思ったら坂本はもう一度握り直していた。学生服のズボンをずらして柱に縛り付けて…!どうやったのこれ?!「これをもちまして、送辞とさせて頂きます。」久保田が立ち上がって拍手する。拍手は体育館全体に広がっていくのだった。
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8823先輩が坂本の指を応急処置で外れた関節を治している。泣いているあっちゃんがひたすら謝っている・・・8823も丸山も、深瀬にここまで思い詰めさせられたとは…とあっちゃんを慰めている。坂本は止血に保健室へ。先生不在の保健室では深瀬がベッドを占領していた。「まさか月と虫が手を繋ぐとはね」深瀬は今年も卒業する気が無い。坂本が卒業後の深瀬の人生について聞くと、例えるなら夜の海、光の見えない海に入って藻屑になるだけ。毎年特等席で卒業生を見るのが楽しいので終わるまでには体育館に戻ると言う。「それは随分窮屈そうですね、僕なら今すぐ夜の海に飛び込み新大陸を目指しますよ」言い返す坂本。
保健室から坂本が出てくると8823が深瀬をこのままにしておけないと息巻いている。「やれやれ、あなたまで卒業してどうするんです?僕に考えがあります」
…卒業生退場の時がやってきた。深瀬が段の下で出ていく卒業生を見ている。「これで全ての卒業生が無事旅立ち…」卒業式最後の挨拶が始まろうと言う時に8823たちヤンキーが深瀬の前に並んだ。「深瀬さん、この度はご卒業おめでとうございます。外の世界がどんなに荒波だろうと手前だけの灯台見つけて泳ぐのが筋ってもんですよね」一体何の真似だ、という深瀬に後ろから坂本が「秘技・ニーディストラクション(ひざかっくん)」で倒して皆の背中の上を泳がせて送り出した!「見るんじゃない!」と騒ぐ深瀬はともかく、無理やり外に放り出す!
こうして卒業式は無事終わった。あっちゃんの騒ぎは坂本の演出扱いになり罰は無かった。深瀬も学校に来なくなった。代わりに近隣の海でサーフボードを持っている姿を頻繁に目撃されているらしい。3月23日終業式、坂本は最後の挨拶で「某宇宙開発組織の招きにより海を渡る事になりました。火星移住プロジェクトに参加させて頂く事になりました。」何故か1-2の皆や他の面子までパイ皿を大量に持っている?!坂本を狙って投げられるパイを華麗に避けながら「それでは皆さん、さようなら」教室から出ていく坂本。下駄箱で「アメリカに行くって、嘘だろ」と聞いてくる8823先輩。「心残りがあるとすれば保健室の天井の穴の正確な数ですかね」トボケて去っていく坂本。自分の顔にパイをぶちまけて校門をくぐる、角田に誰や?と問われて…「坂本ですが?」
最後の最後までボケっぷりが酷過ぎて訳が分からないままだった気がします…が!異色なギャグでした。これで一応最終回ですね。あっちゃんは無難に収まって良かったです。キャプつけてないと坂本ですが?は表現が難しいギャグが多かった…!
次回からは金曜日は新しく始まる夏アニメのどれかの感想になると思います。
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