2016年08月02日

機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096「サイド共栄圏」第16話感想!

今回は前回のあらすじだけを最初に軽くまとめた感じですね。箱の最終座標を知るバナージと人の善意を信じたいミネバ。マリーダもようやくジンネマンの元へ。またネタバレしてますので宜しくです。

ガランシェールが沈んだ。フラスト・スコールがジンネマンに報告に来たがジンネマンはマリーダから目を離さない。ジンネマンはマリーの姿をマリーダに見ていた。連邦の艦に乗り込んだ以上、隙を見て乗っ取ってやろうとやろうと思っていた。だがマリーダさえ生きていてくれればどうでもいい…。

MSの係留所ではジオンの兵士と連邦の整備兵のにらみ合いと言う奇妙な事態になっていた。MSもそれぞれの勢力のものが並ぶ。クシャトリヤのファンネルは全滅、オプションもなくなりほぼ丸腰である。ユニコーンにはインダストリアルセブンを出てからの戦闘データが全部残っているのでそれを見てタクヤなりに考えた事があるらしいのだが、バナージはそう言う事は眼中にない表情。連邦の整備服のタクヤはジオンと元連邦の一部が手を取り合っている状況の中、ユニコーンを強化しても今更何と戦うのか思案顔…。一方ミネバはミコットを気にしていた。タクヤ曰くミコットは最近かなりやばい感じらしい。ラプラスの最終座標についてタクヤが問い始めると艦橋で緊急事態発生。機関室長がネオ・ジオンに出て行けと言っているらしい。ゼネラル・レビルはこちらを沈める気でいたとレイアム副長。だが納得できない連邦側がそれでネオ・ジオンに依る占拠を許すのかと問い詰め機関室長の横に立つ。ジオン側が機関室に兵を常駐させろと言ってきたためらしい。エコーズメンバーも来て、隊長達を殺されたことなどをあげつらい対ジオンで結束しようとする。アンジェロが自分達が退去を拒否したらどうするのだ、と言うとミコットが過激に力づくでも出て行けなどと言いだし、アンジェロは箱の鍵を守っただけだと言い返す。ミヒロが窮地を救ってくれた事に感謝はしても仲間を大勢殺されたネオ・ジオンを受け入れる事は出来ないと伝えるとお互い様だとアンジェロも再度言い返す。一触即発の危機に、ミネバがアンジェロを窘め、失礼を詫びるとミコットが地球で何の成果も無く事態が悪化した事を詰る。この時に艦長から館内放送。箱を巡る謀議に巻き込まれ連邦から追われる状況になったが、現在の共同戦線はこの事態を脱する為に必要な措置であり服従ではなく、ネオ・ジオンにもネェル・アーガマに進駐しているつもりはない。生き残る為の措置である事を再度訴え軽挙妄動は慎むようにとのことだった。ミネバは自分の必要のなさを感じ穏やかに去っていく。

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艦橋ではフロンタルがオットー艦長に挨拶していた。放送ではああ言ったがオットーは友軍に弓引かれてもジオンに与するつもりはないと断言。ジオンに箱を渡し地球圏を騒乱に巻き込むつもりもないと言い切る。だが他にネェル・アーガマが生き延びる術もない、とフロンタル。囮になったガランシェールにおびき出されてラー・カイラムは今頃ルナツー方面に居る筈だ。向こうが転進したところで合流出来る頃には目的地に着いてしまっている。目的地…ルゥム戦役の名残を留める暗礁宙域。人類の闘争の足跡を辿らせ人が箱を手にする事の意味を伝えようとしているのならば最後のポイントがそこに設定されていたとしてもおかしくはない…。ユニコーンのデータを傍受していたならもうとっくに正確な座標も知ってるんじゃないのか?とオットー艦長。暗礁宙域である事は判ったものの正確な場所はフロンタルには判らなかった。ユニコーンに拒まれたのだ。まずは箱を手に入れる事だ。アーガマにとっても延命になる。バナージにもそれは良く判っている筈だ。艦長は鋭く問い返す、箱を手に入れて、シャアの再来とも言われているフロンタルが単純にジオン再興を目的にしているとは思えない。そろそろ腹の内を明かしてもらいたい。「私も聞きたい」とここでミネバ。「聞かせてもらいたい、お前の本音を」「良いでしょう」マスクを外すフロンタル。ミネバは艦内放送のスイッチを入れる。フロンタルは語り始める。

「スペースノイドが欲しているのは自治権の確立であり、連邦は絶対にこれを認めない。認めると主従が逆転してしまう事を恐れているからだ。現在の地球圏の生活はエネルギーも食料も経済活動も7つのサイドと月があるからこそ回っている。地球と言う惑星単体では既に20億ものアースノイドの口すら賄えない。対してスペースノイドは地球を切り離しても自由に自活できる。ジオン・ダイクンはこの事実を武器にするべきだった。しかし彼は優れた思想家ではあっても政治家ではなかった。ジオンの理念を捻じ曲げ独立戦争に利用したザビ家にしても、2度にわたるネオ・ジオン戦争にしても同様である。自分たちの存在を認めさせるという発想を捨てない限り連邦との戦いに勝利はない。月と7つのサイドの連携を強化し中央を間引きした経済圏を確立する。すなわちサイド共栄圏の建設。各サイドが経済協定を結び地球を排斥すれば地球は経済的に何の価値もない田舎になり果てる。連邦政府も立ち行かなくなるでしょう。その纏め役足りうるのは唯一ジオン共和国だけです。連邦の傀儡とは言え曲がりなりにも認められた自治権がある。」マリーダが起き上がる。「…問題はその自治権の返還が4年後に迫っている。共和国がサイド3に戻り、地方自治体以上の活動は許されないとなったらサイド共栄圏は生まれない。」「そんな時に届いたのがラプラスの箱を譲渡するという、ビスト財団からの申し出だったと言う訳か」「はい。カーディアス・ビストがこちらの思惑を知っていたとは思えないが、時期的に見て共和国の解体で連邦が硬直するのを嫌ったのだと思う。共和国解体に合わせて連邦がジオン根絶を期しているのは周知の事実だ。ニュータイプの破壊装置、ユニコーンガンダムがそれを体現している…」「大佐が箱を使って手に入れようとしているのは時間。連邦を脅し共和国の解体を引き延ばした上でサイド共栄圏を作る時間を稼ごうと言う訳だ」「仰る通りです」ここでミネバが館内放送のスイッチを切る。「聞いてしまえばつまらぬ話。連邦を蚊帳の外に置いてサイド共栄圏を構築する、変わろうとしないものに変わることを要求するより無視してしまえばいいという、人類の革新を夢見たジオン・ダイクンの理想からは遠い。地球を人の住めない星にして人類を残らず宇宙へ上げようとしたシャアの狂気、熱情からも程遠い。お前は本当にそれでいいのか?お前の言うサイド共栄圏が実現した時、アースノイド達は地球の再開発を加速させるだろう。自分達だけで経済を賄うために。それは西暦の再現だ。貧困の中で育つ新しい世代が、やがてスペースノイドへの仕返しを目論む事だってあるかもしれない。嘗てジオンが1年戦争を引き起こしたように調和も革新も無く、弱者と強者が立場を入れ替えながら続く未来。再び人の前に立つと決めた男がそんなことで」「姫様の気持ちはお察しします。良い悪いという問題ではありません。それが人の世だと言う事です。器は考える事はしません。注がれた人の総意に従って行動するのみです。全人類を生かし続けるために。」フロンタルをにらみ続けるミネバ。

「なんだか他人事みたいだ。自分達の今後を語っているのにあなたの言葉には他人事みたいな冷たさを感じる」とバナージ。アーガマとガランシェールを繋いだ時のユニコーンを包んだ光は暖かかった。バナージを知る人々の気持が重なり合ったような…。「同じ光を私も見た。もっと大きな光をだ。サイコフレームを媒介に地球圏の全人類の無意識の集積、物理的エネルギーに転化したのであろう光…アクシズを押し返したサイコフィールド。だがそれほどの可能性を示されても人は変わらなかった。現状維持のために可能性を葬る。それが人間だ。君が言う可能性と言うやつは争いを引き起こす毒になることも自覚した方がいい」私が知っているシャア・アブナブルは本当に死んだの…ミネバは心の中で思う。

「インダストリアルセブン、そのコロニービルダーたるメガラニカ。そこがラプラスプログラムの示した最終座標だ。その少年には荷が重い」「確認はさせて貰いたいな。バナージ君。」フロンタルはレウルーラにジンネマンを連れて戻る。

「ネオ・ジオンの手に箱が渡るのを防ぐために共闘するのは連邦とビスト財団の利害が一致している。その脅威の前には箱の存続も絶対条件とは言えない。バンシィは本来強化人間用に作られたマシンだが…」アルベルトがリディに言い聞かせている。「バナージは乗りこなしている。俺もやってみせる」アルベルトは可能ならとプル・トゥエルブ…マリーダの奪還も頼んでいる。万難を排しリディにバンシィの操縦者の席を推したのはこの件を黙って頼めると見込んだからだ。バンシィを持ってしてもユニコーンを破壊できない時はビスト財団は奥の手を使わざるを得ない。そうすれば何もかも失われる…

リディは別の事を聞いた。「俺はあんたの腹違いの弟を殺す事になる。それでいいのか」既に実の父親を手にかけているアルベルトからは大きな衝撃の反応はなかった。ビスト家では血族内での殺し合いが続いている。祖父サイアムがマーサの父親を殺すなどマーサが頑なになった理由がある。「男たちの論理が支配する世界への復讐」男の身としては受け入れられないがこの世界は一度さっぱりさせないといけないのかもしれない…。ユニコーンやバンシィを生み出してしまう我々は既に破滅の戸口に立っているのだろうが…。


ここまで来るともう銀英大好き信者には「これ絶対銀英読んだ人が原作書いてるでしょ」くらいのニヤニヤが止まらなく…シリウスと地球がかつてやりあった銀河帝国設立前の歴史を読んでいるような気分になります。そんで地球にかつての栄光を…とか言いだす奴らが地球教作って地下潜伏するんでしょ、とかですねw最後の最後にユリアンが勝ち取った共和主義者の1惑星とかですね。凄く被るんですよね。1stガンダムと銀英自体は同世代とは言え、UCはその話を引き継ぎつつ非常に後になってから描かれているからまぁ銀英の影響を受けていない訳はない、と言うのはあります。コードギアスでも思いましたしね。

次週「奪還!ネェル・アーガマ」に続きます。


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機動戦士ガンダムUC RE:0096 第16話 『サイド共栄圏』 ミネバは否定するけど悪くないと思う。
Excerpt: 一度上に立った者は他と同格になる事に耐えられない。それは人でも政治体制でも同じだと思います。嘗ての殿様が百姓と平等だの対等だの言われても決して受け入れないでしょう。唯一それを可能とするのがその立場か..
Weblog: こいさんの放送中アニメの感想
Tracked: 2016-08-02 03:45

お前さえ生きていてくれれば/機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 16話感想
Excerpt:  リディを乗せてのバンシィの初行動がデブリ帯というのは、ユニコーンのテストがこれまたデブリ帯付近で行われてたのと重なるなあ……
Weblog: Wisp-Blog
Tracked: 2016-08-03 00:45

機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 第16話「サイド共栄圏」
Excerpt: 機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096の第16話を見ました。 第16話 サイド共栄圏 ネェル・アーガマ艦内の医務室にはベットで眠るマリーダに寄り添うジンネマン達ガランシェール隊..
Weblog: MAGI☆の日記
Tracked: 2016-08-07 08:43

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