2016年09月25日

ベルセルク 12話・最終話 「すがるもの、もがくもの」感想

何故、誰もが何かに縋りつく事しか出来ない時に当然のように生き抜く事を考えるのだ…ファルネーゼは目の前のガッツに驚愕していた。「朝までが勝負だ。生き残るぞ」何故この男の声はこんなにも力強く私に響く…
またネタバレしてますので宜しくです。
ニーナは足を痛め、絶望の渦中だった。大勢の人がその場に逃げ込んできて踏みつぶされそうな狂気に、ルカがニーナを抱えて隅に飛びこんで逃げた。だが怨念の魔物が追いかけてくる。足の痛みで走る事が出来ないニーナを大きな樽の中に入れて蓋をするルカ。「いっそのこと、臆病者なら臆病者の意地ってのを見せてごらんよ!」

塔の上にも怨念が押し寄せていた。あの日以来、ずっと夜を彷徨っている気になっていた…忘れていた。ここは日の昇る世界だと言う事を。傍には今キャスカがいる…。それだけで随分と今は分がいい。
火をつけ燃やしてもきりがないほど押し寄せた怨念に、なぜアルビオンにだけ異常発生しているのか疑問を持つイシドロの問いに、烙印者の事を言う訳にもいかないパック。何度かガッツと異常な夜を超えてきたファルネーゼに、「死にたくなかったらてめぇもちっとは手を動かせ!」と言うガッツ。

怨念が四方から押し寄せ、思わず「神よ」と祈りそうになったファルネーゼに、「祈るな!」とガッツ。「祈れば手が塞がる、てめぇが握ってるそれはなんだ!」…ファルネーゼも松明を怨念につき出した。

ニーナは怨念に転がされた樽の中で咳込み、どうせ死んじゃうかもしれないのに…でもまだ血は温かい。生きてるって感じる…血を吐けば吐くほど、自分の血が温かいって判る。やってみるよルカ姉…怖いって、生きたいってことなんだ…

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キャスカが胸の烙印の痛みに苦しみ出す。生きてる者、死んでる者…全ての者が1つの者を求めて泣いている…怨念はやがて巨大な手の形を成し、…今、私の世界の全てが思いを一つに、全てが私の生み出す世界を求め泣いている…全てが一つの声に満たされていく…ガッツのカバンの中で、怨念達の声に共鳴したベヘリットが揺れている。ガッツの烙印に響く激痛は…胎児が急速に人間の男の姿を為し、光が溢れ、完璧な世界の卵が目から血を流し、割れ始めた。「グリフィス!!」

「火の柱の建つ、盲目の羊たちの集いし聖地に天落ちる時、それは来る」

塔が崩れ朝日が射し込み、狂気の宴は終わった。白い鷹が再び受肉したのだ。

ガッツ達は生き残り、ニーナもまた。ジェローム・ガッツ達と合流したニーナはルカを探すように皆に頼む。ルカは井戸の中で怨念をやり過ごしていた。再会の感動も束の間、大量の槍が足もとに飛んできてクシャーンのバーキラカに囲まれる。個人的な想いはともかく、セルピコは背中を預けるのにガッツ以上の頼もしさはないと言う。女性陣を人質にとって投降促すクシャーンをアザンが蛮族呼ばわりして助太刀に。ちょっと留守にした間に雲行きがガッツとの共闘になっている事を面白がるアザン。いざ闘いが開始かと思われる頃、使徒が割って入った。ゾッドだ。この間に逃げろ!と指示して先頭に立つアザンを見るまでもなく、ガッツは壁の上に立つ骸骨剣士が指さす先に目を奪われていた。それは昇り始めた朝日…その先にゾッドが向かう。そこにいたのはグリフィス…ゾッドはグリフィスに跪いていた。ガッツは憎しみに駆られ走り出そうとするがキャスカの恐怖に駆られる声に思いとどまる。一方クシャーンのシラットはグリフィスを捕えようとするが気づいたゾッドが暴れ始める。ガッツとグリフィス以外の者は逃げ始めるが、グリフィスに心奪われているガッツとキャスカは…

一方逃げようとするファルネーゼ達の前にもクシャーンの本隊が。なんとかして二人の元に戻ろうとするイシドロを制するジェロームだが、ゾッドはグリフィスを乗せて何処かへ立ち去った。ガッツとキャスカも馬を奪い、クシャーンの只中を駆け去っていく。

塔から離れていて難を逃れた不信心者は生きてアルビオンを離れていく。二度とお祈りする気にはなれないだろうなぁ…というジェロームに、生き延びようとするのと恐怖から逃れようとするのは別の事だ、とルカ。周りに流されずに最後まで生き延びようとした者が生き残った。神様って言うのは何考えてるか判らないが、人が何とか出来る領分は残しておいてくれてると思うよ、とも。ルカは花を摘んでいた。卵から出られずに死んじまった雛…誰にも出会わず、誰にも知られず、死んだあの卵に、手向ける花だった。あいつの願いが叶ったのだとしたら…この先世界には何が…?

イシドロはここで一行とお別れである。お姉さま方にお礼でサセてくれると言われたが前屈みでツケにしといてやる!と離れていくイシドロ。キャスカを心配するニーナに、黒い剣士に守られているから大丈夫というルカだが、誰かを守る力と誰かと居られる力は違うからねぇ…とも。用を足してくる、と川に向かったニーナの前にヨアヒム。邪教徒の事を密告した事を謝罪し、すぐ離れようとするが呼び止めるニーナ。

ファルネーゼは僧籍を棄てガッツを追う事に決めた。幼い日の闇から逃れる事は今まで無かった…そして闇がついに形を成し、ファルネーゼの前に現れた。あの黒い剣士に連れられて。セルピコは当然のようにファルネーゼを追い、アザンに別れを告げる。

ジェロームはファルネーゼと別れた事に安堵していた。ルカ達4人の女と一緒にいるジェロームと対照的に、ニーナは一緒にいると離れられなくなりそのうえルカを憎んでしまう…とヨアヒムとともに行くことを決意する。同じ弱さと罪を背負ったこの人と行こう…ニーナはそう決めた。

その日、辺境の地より生じた亀裂から、世界の形は崩れ始めた。


春以降の続編について宣伝がありましたねー。シールケたちも遂に登場。もともとは黄金時代編から圧倒的な人気が出てきた物語なので、この部分は1~3巻に当たるんだっけな。一番最初にアニメ化したところは一番人気なとこだったんですよね確か。
今回気になったのは2Dと3Dの融合的な部分。主要キャラや頻出するキャラは3Dで作られてるのはすぐ判るので、そのキャラ達と2Dのみで描かれたキャラが並べられた時に感じた違和感かなぁ…。最後の方、ジェロームと合流する塔を遠くから眺めていた女子3人は2Dだと思うので。3D部分は影が完璧にプラグイン・エフェクトっぽいのに対し、2Dだとそうはならないし、遠目になるほど線の細やかさでどうしても差が出ますね。ちょっと気になりました。

次篇は春。楽しみですね!


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posted by みずほ at 17:05| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | ベルセルク 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ベルセルク 第12話  『すがるもの、もがくもの』
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