アーブラウ代表選挙は賄が勝ち、世界はギャラルホルンの不正を知り少しづつ変わりつつあった。アーブラウの防衛力強化のため、正規軍の軍事顧問となり地球支部も開設。クーデリアはアドモス商会を設立した。だが世界状況はギャラルホルンの失墜により悪化、力のない子供たちの戦いは今だ続く。
まだ鉄華団に来たばかりの新人たちはモビルスーツの模擬選を間近に見て驚くが、阿頼耶識を持っているものなら初心者でも動かせるのは納得…していると、獅電には阿頼耶識は乗せていない、とシノ。テイワズの汎用MSには旧時代の遺物は搭載できないのだそうだ。阿頼耶識の手術に夢と希望を持っている新人たちは、阿頼耶識の手術を受けるリスクを知らず、ユージンに阿頼耶識の不要な世界を皆で目指す、と言われても納得いかないようだ。古くからいる面子は、オルガの役に立とうとして頑張っている。
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オルガが不慣れにも帳簿のチェックをしている様子。そこに名瀬から連絡が入り、急いで別の部屋で連絡を受けると言うがエイゼン商会の新規事務所に花を出すの忘れるな!とちゃんと言い置いて出ていく。ハーフメタルと言うでかい手柄をテイワズに齎した英雄、とオルガを褒める名瀬だが自分達がぽっと出として疎まれている事実もオルガに注意する事も忘れない。オルガは自分達はギャラルホルンに一発かましただけのタービンズとの格の違いを良く心得ていて、テイワズ製のMSの格安提供やバルバドスのフレーム改修などもやってもらっている事に本当にありがたみを感じている。だがここで終わるつもりはない、と言うオルガを楽しみにしている名瀬。
クリュセ市内、アドモス商会の事務所にはクーデリアの元にテオ・リベリオニスのギョウジャンがやってくるが、クーデリアのネームバリューを利用しようとして断られた。だがギョウジャンはクーデリアの視察の件を知っていた。アーブラウ以外の各植民地の代表を招いてハーフメタルの採掘現場の視察を行う予定だったのだ。交渉決裂と見てギョウジャンはとある男に連絡を取る。
クリュセの幼年学校にいるクッキーとクラッカをアトラが迎えに来ていた。車の中で他愛のない会話をしながらの帰り道、爆弾テロに遭遇する。運良く直撃はせず、だが追おうとする三日月をグリフォン姉妹が止めた。ビスケット以外で頼れる者は、もう彼らには多くないのだ。
オルガはバルバドスの受け取りを三日月に任せたが、理由も聞かない三日月に出撃になるであろう事案を話すオルガ。クーデリアからの依頼のきな臭い案件。来月末、アドモス商会の仕切りで採掘現場の視察が行われる。その護衛任務が次の鉄華団の仕事だ。新人たちもこれが初仕事で、アキヒロの2番隊にモビルワーカー隊として配属。
一方ギャラルホルンでは地球外縁機動統制統合艦隊を組織改編し、アーブラウの件で難しくなった地球上での活動を再編。各経済圏との新たな関係を構築したとマクギリスが讃えられていた。マクギリスはセブンスターズの中にあってひたすら謙り、自身を矮小化しているに見えたが、監査局時代に自分の査察により火星支部で膨大な汚職が発覚した、それにより火星支部は弱体化し管理区域は海賊などが跋扈する無法地帯と化しているという、自分の率いる地球外縁機動統制統合艦隊を差し向け火星に干渉する許可が欲しいと言い出した。アリアンロッドのラスタル・エリオン公はイオク・クジャン公の言い分を遠ざけ、マクギリスの言い分をよしとした。
マクギリスは地球圏外圏で地球外縁機動統制統合艦隊を動かせるきっかけを探していた。火星を拠点とする足がかりを作るつもりだろう。そこまでマクギリスを見抜いていて、エリオン公は真っ向から勝負を受けて立つ気だった。
火星支部の臨時司令は監査局時代にマクギリスが推薦した男だった。火星には頼りになる味方も居る、というが石動の友人ですか?との問いには「私にもう友人はいない」と答えるマクギリスである。
ハーフメタルの採掘場では1週間、昼はお偉いさんの護衛、夜は一晩中交代で哨戒。明日でそれも最後と言う日、ついに敵がやってきた。新人へモビルワーカーへの配置を促すライド達。三日前に火星に「夜明けの地平線団」が降りたとクーデリアに説明するオルガ。海賊であり、艦艇10隻、構成員2500、テイワズも手を焼く大海賊だ。テオ・リベリオニスの依頼を受けて襲撃に来たらしい。情報の裏を取るのに遅れて、クーデリア達をシェルターに匿おうとするオルガ。鳴り響く警報、エイハブ・ウェーブ、MSだ。モビルワーカーを後退させ、シノたちがMSで前に出る。その間に新人のモビルワーカーは補給。だが海賊は更に別動隊を準備していた。相手のMSは硬い。MS隊が前に出て、モビルワーカー隊はラインをもう一度再編する。
オルガはこの襲撃を見ていたがクーデリアに避難するように勧めておいて自身は動かない。クーデリアは避難する気はなかったが、理想のない自分達は進み続けるしかないとオルガは言う。バルバドスに乗っている三日月の右腕は動き、右目は見えていた。「あいつが居る限り俺は、逃げることなんて出来ないんだけどよ」
あ、あれ?今期の仮面枠と名高い某ガエリオさんの姿が私には確認できなかった…何故だ…orz
まぁなんと言いますか、鉄華団にも随分新人が増えましたね!経験不足な上にどこかひと癖ありそうな面子が多そうな、波乱含みの予感。まぁでも組織なんて創生期には少数精鋭でも、時がたてばそうなってくるのは必定な訳で、オルガと三日月の苦労はまだまだ続きそうです。
それと、阿頼耶識がない世界を目指しているのにMSやモビルワーカーの操縦性能欲しさに阿頼耶識を欲しがる新人達。この矛盾がどこかで内部的に爆発しそうでもあります。
あと、まぁ自分の名前を売る為に命がけの他人を利用する輩は確かにイラッとしますがクーデリアもほどほどに感情を表に出さないように上手くコントロールしていかないと、鉄華団の苦労の種が増えそうです。今期も姫枠オルガと三日月のラブラブさにアテられつつ、楽しんでいこうと思います!
次週「嫉心の渦中で」に続きます。
最近体調が悪い日々が続いているのでほんとに投稿が不定期です、申し訳ないです…。そんな感じですが、今後ともよろしくお願いします。
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