2016年11月05日

「夏目友人帳」伍 第五話 「結んではいけない」感想

夏目は西村の手伝いで教材を地学室に運んでいた。すると黒板に夏目にしか見えない落書きが。「たすけてくれ?」夏目は妖の気配を感じて外に出るが何も居ない…。「夏目君?」とそこに現れたのは多軌。またネタバレしてますので宜しくです。

地学室に妖めいたものの落書きがあった話を多軌にすると、多軌の家にも妖怪があらわれたという。多軌は妖怪が見えないのだが、1週間ほど前から家の中で気配を感じ始め、天井で何かが走り回るような音や転んだような音がして、そのうち夢の中で声がした。「帰りたい、助けて」誰かを必死で呼ぶような、悲痛な声だった。なので思い切って祖父の遺したあの陣を試してみた。
以前妖に脅された多軌は必死で落ち着こうとしたのだが…陣の中に見えた白い妖は、脅すつもりはないという。ただ、助けてほしいと。近道をしようとして、この屋敷から出られなくなってしまった。祖父が生前家のあちこちに札などを貼ったので、調べて出られるように地図を書いてあげた。すると、ちゃんと出られたなら門の前に花の枝を置いて知らせると言う。
門の前には梅の花の枝が置いてあった。多軌は陣で妖怪を助けられたのが嬉しくて、夏目に報告したのだ。多軌は異形との交流が恐ろしいばかりではない事を信じている。
そこに先生登場。ずわいがにの缶詰を開けてくれと言うが夏目の横には多軌!つるふか大好きな多軌は大喜びで先生を抱えるのだった。

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そう言えばあの小娘から妖の臭いがしたぞ、と先生。多軌が陣で妖を助けた話をすると、アレはまだ新しい匂いだった、それはまだ出て行って無いんじゃないのか?と言う先生。2人で多軌の家へ行くの巻。ただし普通にいくと先生が多軌に構われまくって身動きできないし男一人で家訪問も外聞が悪いので女生徒型で行く事に。

家の中でぼんやりと天井を見つめる夏目が多軌にどう切り出したものかと思いつつ祖父の陣についての話を始めようとすると、先生がいきなりあれは祓い屋の中では禁術だと言う。早めに手放すか捨てたほうがいい、という先生の言葉に落ち込む多軌。天井で物音が聞こえ、夏目はまだ家の中に妖怪の気配があると言い、2階へ3人で上がるがそこに居たのは小さなネズミ?の妖だった。先生が踏みつぶそうと追いかけ回した挙句夏目の肩に乗っかってきて夏目が先生にパンチ。

旅ウサギと言う、友人と二人で食っては寝、食っては寝の旅をしていた妖怪だと言う。その友人と一緒にこの辺りを歩いていたらでかいもさもさの妖がこの家に入っていくのが見えた。見えぬ壁や曲がれぬ廊下などでとうとう旅ウサギは友人とはぐれてしまい、ずっと友人を探しているのだと言う。多軌が夢で聞いた妖の声は多分こっちのだろう。つまりこの家にもさ妖とウサギ1組が入って迷子になった。友達が見つかればすぐに出ていくという。人間のくせに術を使うなどろくなやつではない、とも。

夏目はもさ妖が気になる。学校にも来ていたし、時々戻ってきては窓から中を見ているという。梅の花を飾っている窓の外にちょうどもさ妖が。多軌に外に出るなと言い置いて先生を護衛に残すと夏目は外に出た。黒板に書いてあった迷った、とか助けて、とはどういう意味だ、と詰め寄ると、小僧あれを読んだのか、と態度が豹変する。

お前もまっすぐ私を見るのだな、ともさ妖は語り出す。もさ妖はずっと北にある古木に住んでいたが人に斬られてしまった。どんなに人に恨み事を言っても誰も気づかない。私が住んでいた古木の対になる木が南の山にあるのだが、そこならまだ住めるかもしらんと向かうと途中横切ろうとしたこの家から出られなくなった。腹立たしく心は荒れたが陣で多軌を初めてみた時…震えていたのに助けてほしいと言ったらじっとこちらの目を見た。不思議な小娘…そこに先生がしゃしゃり出てきてさっさとウサ公見つけて帰るぞ、と言うので夏目がもさ妖に事情を説明する。貴方の後についてウサギが2匹、この家に迷い込んでしまったと。出して貰った礼がしたかった妖は、手伝うと言った。(先生はずっと怒鳴っている…)だが滝に事情を話されるのは嫌らしく、夏目に説明をさせなかった。
だが多軌は責任感から自分も(見えないけど)手伝うと言う。さてフルメンバーであちこち探し回ったが…なかなか見つからない。箪笥の下の埃まみれの缶を開けてはウサギさん、居ない?と聞く多軌にもさ妖が八分して2階を見てくる!と言いだし、缶の蓋で指を怪我した多軌に夏目が消毒するように言うと、ウサギも、人は驚くほど弱いんだから手当しろ!と言うが騒いでもその声は多軌には聞こえないのだ、と先生。ウサギの声を夏目が届けると多軌は席を外したが、祖父の事や禁術の事で責任を感じているっぽい。ウサギ1号は夏目がこの家に客として招かれているので、くっついて歩くといける場所が増える、と言う。つまり術者はこの家を守りたいという思いが強かったのかもしれない、とも。術とは本来、届かなかった場所に手を届かせてしまうもの。一方には薬でも一方には毒になる事もある。2階の奥には術で隠された部屋があり、そこにウサギ2号…タケミツがいた。アワユキというウサギ1号との再会を喜ぶ。2匹を連れて家を出ようと言うもさ妖に、夏目は多軌にもお別れをさせようとするが、見えぬ相手にはわれらは居ないも同然、ともさ妖は言って、もともと結んではいけない縁なのだから見えるお前が一番それが判るだろう、と言って陣を禁じたのは正しい。禁じたやつは優しい。あの娘の目をみてしまってからは無性にこの地を離れがたい。しかしこの地に残っても妙な寂しさは残るばかり。そう言って出て行こうとする妖怪達。せめて多軌に伝言は?と聞くと、伝える気は毛頭なかったが余りに気持ちが溢れるので黒板に書きなぐってしまった。もしお前があれを読めてしまう事があってもどうか内緒にしてくれ。

「夏目君?」多軌が上がってくる。去り際の妖気に当てられた夏目が倒れ、小さな声が聞こえてくる…「さようなら、ありがとう」多軌にも聞かせてやりたいのに、俺にばっかり聞こえるんだ…。

陣の妖が手伝ってくれたこと、ウサギはちゃんと出られたこと、後日に夏目は多軌に話して聞かせた。危険なものであっても祖父の陣はやはり多軌の宝ものだった。

「迷った私を助けてくれた、連れていきたい、叶うならば。美しき山を、美しき谷を、ともに見たいと思ってしまった。この気持ちを、人は何と呼ぶのだろうか。」


それは恋ですね。
今回から夏目はEDにちゃんと絵がついてます!やっと動いてる絵になったよ!秋らしくて凄くいいですねー!夏目の歌は毎回OPもEDも素敵なんですけどね。やっと押し花のみじゃなくなった!
そして今回も切ないお話。結ばれてはいけない縁、妖怪と人間。持ってはいけないはずの気持ち。交わる事がないことを望み、祓い屋の間で禁術とされた陣の事。それはお互いの距離を保つ優しさからの禁忌だった。なるほど、と思わされるお話です。
そして妖怪探しに一生懸命な多軌が可愛い。そりゃ妖怪も惚れちゃうよね。

次週「音無しの谷」に続きます。

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posted by みずほ at 23:15| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(3) | 夏目友人帳 伍 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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